【12月12日の政府交渉】原発再稼動についての質問書

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【12月12日の政府交渉】原発再稼動についての質問書

12月12日(月)午後1時30分より衆議院第2議員会館 第2会議室にて行う政府交渉(保安院、安全委員会を予定)の質問案を掲載します。
是非、拡散して皆さんでご参加下さい。


<資源エネルギー庁> 原子力発電所事故収束対応室 課長補佐 宇根寛 原子力立地・核燃料サイクル産業課 係長 吉田利幸 放射性廃棄物等対応室 係長 田川博雅
<原子力安全・保安院> 原子力発電安全技術基盤課 課長補佐 田口達也 原子力発電安全審査課 耐震安全審査室 課長補佐 御田俊一郎 原子力防災課 課長補佐 児玉智


原発再稼動についての質問書

                   2011年12月8日 
    11.11-11.12再稼動反対!全国アクション実行委員会

東電福島第一原発事故は地球の大地と水と空気を汚し、世界の海洋を汚染
した。作業労働者は過酷な被曝を強いられ、数多くの避難者を生み出し、
事故の収束も30年以上かかるとされる。そして、今なお高線量地域では子
どもたちを含む多くの人々が被曝を強いられている。また、原発の稼働に
より大量に蓄積された核燃料廃棄物の保管・処理のメドさえ立っていない。
日本政府がまず実施すべきことは、福島第一原発事故の実態を無視した
「ストレステスト」という名のアリバイテストによる再稼働や危険で無責
任な原発輸出ではない。事故の実態を明らかにし、改めて真摯な謝罪を行
うべきである。そして、再稼働を断念し、遅くとも来春5月の全原発停止
を受け入れ、脱原発に大きく舵を切るべきである。

以上の認識に立ち、質問を行う。書面または対面による回答をお願いしたい。

1 再稼動の手続きについて
(1)今後の再稼働に向けて保安院が描いているプロセスと見通し(スケ
ジュール)を明らかにされたい。また、この仕組みはどういう根拠で誰が
決めたのか。
(2)国会における福島第一原発事故の調査委員会が、今月発足して来年
6月に報告書をまとめるとされている。事故原因の具体的究明が終わらな
いままに再稼働するのは危険であり、少なくとも事故調の報告を待って検
討すべきと考えるがいかがか。また、百歩譲っても、来年4月に発足する
新たな原発規制機関が発足し実働するまでは、再稼働など論外と考えるが
いかがか。

2 ストレステストとバックチェック(耐震安全性評価)について
(1)全国の原発のストレステストの進捗状況を教えてもらいたい。 
(2)ストレスレストにおいて、原発メーカーはテストの結論のみを提出
し、使用した計算プログラムや詳細な生データ等はクライアントである電
力会社にさえ提出されない。これでは、恣意性を排除できず、外部からの
客観的検証が不可能である。具体的データを公開せよ。
(3)意見聴取会の委員も主張されているように、ストレステストと原発
の再稼働とは、本来切り離すべきであると考えるがいかがか。
(4)9原発22基の原発に対し行われているバックチェックとストレステ
ストの関係を明らかにせよ。評価の知見はどのようにストレステストに反
映されるのか。例えば、提出済みの大飯3、4号のストレステスト結果は、
バックチェックの結果に基づいて見直されるのか。
(5)バックチェックの調査結果の報告時期を各原発ごとに具体的に明ら
かにせよ。また、結果報告を受けて、保安院としてどのような日程と手法
で審査を実施するのか。
(6)9原発22基以外でまだなされていないバックチェックはいつ行うのか。
(7)まずはバックチェックの結果を踏まえてから、ストレステストを行
うのが筋である。現行のストレステストはそれまで、少なくとも中止すべ
きではないか。
(8)ストレステストにおいて、原発への軍事的攻撃や航空機の墜落、タ
ンカーの座礁による火災などは想定されていない。なぜか。これらの想定
を組み込む意思はないのか。
(9)国会事故調のメンバーとなる石橋克彦教授は、「ストレステストの
前提となる耐震設計の想定自体が甘い」と指摘し、「改定指針と耐震バッ
クチェック全般に欠陥があることは確実」と批判している(福井新聞、11
月13日)。設計上の想定地震動と津波が過小であることを踏まえて、バッ
クチェック自体を根本的に見直すべきと考えるがいかがか。
(10)来年1月にIAEAの担当者が来日し、ストレステスト結果を評価
すると言われている。具体的な日程と評価手法などを明らかにされたい。
(11)IAEAは原発推進機関であり、ストレステストを評価するにはそ
の公平性と中立性が大いに疑われる。少なくとも、1月に来日予定の欧州
ストレステストに批判的な研究者等の意見をも聴取すべきであると考える
がいかがか。

3 関係する審査会等
(1)再稼動にかかわる審査会等をすべて挙げよ。それらの委員は誰がど
ういう根拠で選んだのか。また、今回の事故を受けて辞任あるいは断った
委員はいるのか。原発推進に反対している専門家はどの程度入っているのか。
(2)「意見聴取会」は他の審査会、委員会とどこが違うのか。意見聴取
会の持つ権限を具体的に明らかにされたい。
(3)ストレステストに関する専門家意見聴取会について、委員から要求
も出されたように、福島第一原発へのストレステストの適用を行うべきで
ある。JNES(原子力安全基盤機構)によるクロスチェックという手法
も含めて、実施の意向はあるか。
(4)上記の意見聴取会において、原発に批判的な委員は11人中わずか2
人に過ぎない。これでは、公正な審議は難しい。委員に、原発立地の住民
やNGOのメンバーも含めた批判的な人々を至急追加し、半々の割合とす
べきと考えるがいかがか。
(5)意見聴取会の司会はどのような基準で人選されたのか。また、審議
の公平性を担保するため、司会は固定せずローテーションにすべきと考え
るがいかがか。

4 地元の理解について
(1)福島第一原発事故による広範囲の放射能汚染の実態を考えると、再
稼働などにあたっては、当該都道府県のみならず近隣の都道府県の同意手
続きも組み込むべきと考えるがいかがか。
(2)原子力安全委員会は、原発から半径30キロ圏を防災区域に広げる方
針を示している。その場合、現在の約3倍の135市町村が含まれることに
なる。新たな区域において住民の避難計画、ヨウ素剤の配布計画を含む防
災計画の見直しが完了しない限り、再稼働はあり得ないと考えるがいかがか。
(3)再稼働にあたって「地元合意」は具体的にどのような手続きをとる
のか。少なくとも半径30キロ圏内において、「やらせ」を完全に排除した
住民説明会(複数回)を開催すべきと考えるがいかがか。
(4)少なくとも半径30キロ圏において、電力会社とすべての当該自治体
との間で、再稼働への同意手続きを含む拘束力のある安全協定を結ぶこと
を義務づけるべきと考えるがいかがか。保安院として、それを促進する意
思はないのか。

5 その他
(1)福島第一原発事故時の初期対応の遅れ(負の連鎖)が報じられてい
る(東京新聞、12月7日)。「原発事故技術的知見意見聴取会」(第3回)
においても、原発事故の状況把握の難しさ、連携の難しさ、技術的判断の
難しさ(あの時こうしていれば被害はもっと少なかったかも知れないとの
意見)、処置決断のマニュアル化の難しさ、その訓練の難しさが明らかに
なり、もっとシンプルにできないかとの意見も委員から出ていた。あらゆ
る事故に対して事故対応を迅速に的確にすることは不可能ではないか。
(2)原子力安全委員会の小委員会は11月28日、原発が外部電源も非常用
発電機も使えない「全電源喪失状態」に陥った場合に備え、非常用発電機
の代替電源を設置し、その持続時間を、電源が回復し原子炉の冷却が可能
になるまでの時間よりも長くすることなどを義務づける方針を決めた。改
定中の安全設計指針に盛り込むとされるが、新設炉のみが対象で、既存原
発は対象外とされている。政府は改定後の指針に既存炉が適合するか再点
検するとIAEAに約束している。ならば、この再点検作業が終了するま
で、原発の再稼働はできないと考えるがいかがか。
(3)福島原発事故の収束のために多くの労働者が被曝を受けながら作業
しており、被曝線量増加に伴って、作業者の確保が困難になりつつあると
言われている。労働者の確保の見込みはどうか。それが難しいならば、全
国の原発の再稼動を断念して福島原発に労働者を集約すべきとの意見があ
るがどう考えるか。また、被曝量制限に達した労働者の雇用と健康管理に
ついても考え方を伺いたい。
(4)10万年以上も放射能を持つ核燃料廃棄物は現在どれだけ日本に蓄積
されたのか? 全国の原発運転により大量に蓄積された放射性廃棄物の
保管・処理の計画が立たないなかで、保管・処理の計画が明確になり場所
が確保できるまで、末代にまで悪影響を与える原発再稼動は中止するべき
ではないか。

以上
なるべく当日書面でお答えいただきたい。簡単なものは口頭でお答えいた
だきたい。

◆全国から電力会社・経産省を包囲しよう!再稼働反対 12・11デモ
当日の詳細情報はコチラ

参加人数などはただいま集計中ですが、およそ1000人ほどの人数で電力会社・経産省を包囲しました。

【呼びかけ】 11・11-12・11再稼働反対!全国アクション実行委員会
[連絡先]ピープルズ・プラン研究所
(TEL) 03-6424-5748 (FAX) 03-6424-5749
(E-mail) contact@2011shinsai.info
 【ウェブサイト】 http://nonukes.jp/
 【ツイッター】 @1111nonukes

◆11・11~12・11は「再稼働反対アクション月間@経産省前テント」
http://2011shinsai.info/node/1088

様々な企画が実行中!→ http://tentohiroba.tumblr.com/ (予定表あり)
皆さんのアクション企画(座り込み、抗議アピール、デモ、ライブ、上映
会、学習会、青空講座、展示、交流会、カフェ、経産省への大声大会など)
を募集中です。 ※連絡先:070-6473-1947 tentohiroba@gmail.com

◆ぜひ各地でも、再稼働反対の「11・11-12・11」アクションを!

【アクション登録はこちら】
http://nonukes.jp/admin/regist_action_form.html
「12・11」をはじめ、年内の再稼働反対・脱原発の各地でのアクションを
登録して下さい。ウェブサイトの地図上に反映されます。

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