19日のストレステスト意見聴取会についてのご報告

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19日のストレステスト意見聴取会についてのご報告

 保安院は本日、関西電力大飯原発3・4号機のストレステスト結果を「妥当」
とした結論をまとめ、意見聴取会に提出しました。しかしその意見聴取会は、市
民を締め出し、直接の傍聴もモニタを通じた傍聴もない、密室審議でした。保安
院は市民を完全に閉め出した状況でストレステストを妥当とする評価を出すとい
う暴挙に出たのです。井野さんと後藤さんの2名の委員は、傍聴のない審議には
応じられないとし、その会議には参加していません。意見聴取は十分行われたと
はいえず、今日の会議は無効にすべきです。

<ドキュメント>

 会議場には、杉原さんら市民20名余りが入りました。私は4時すぎに、少し
遅れて郡山の方と10階のモニター別室ではなく、11階のリアル会議が行われ
ている部屋に向かいました。テレビは「市民団体乱入」などと伝えていましたが、
すんなりと部屋の中に入れました。乱入でも何でもありません。

 20名くらいの市民が、傍聴者を締め出しての審議を批判し、傍聴者を入れて
の審議と利益供与を受けている委員の辞任を求めました。いっしょに入った郡山
の方は、福島の深刻な状況を伝えていました。こんな状況でなぜ再稼動について
議論できるのかと。さらに委員に「福島の事故は本当に収束したのですか?」と
問いかけていました。答えた委員は誰もいませんでした。みなうつむいて市民側
の訴えに反応しまいとしていました。

 会議は開始1時間以上たっても始められず、警官が廊下に並び、私服がうろつ
くという異様な状況でした。とても議論ができる状況ではなく、普通なら流会、
後日仕切りなおしでしょう。

 しかし保安院は、流会の宣言をせず、今日の対応について協議すると言って、
委員を外に連れ出しました。井野さんと後藤さんは応じられないと残りました。
5時半から枝野大臣が、部屋に入った市民を批判する会見を開きました。

 その後、保安院は、関電とJNESの説明者も連れ出しました。何が何でも今日中
に決めるということでしょう。こちらは、流会にせよ、もし今日やりたければ講
堂を確保して傍聴希望者全員を入れることと、利益供与を受けた委員を出席させ
ないことを条件に出しました。

 しかし7時20分になって、保安院は、会合を別の会場で再開する、会場には
マスコミを入れるが傍聴者は入れないと宣言、部屋には、井野さんと後藤さん、
それにマスコミと市民が残っていましたが、一体どういうつもりかと保安院を取
り囲んで聞いていました。

 その後、保安院の別の担当者が、井野さんと後藤さんに、別室での会合に参加
して欲しい、さもなくば欠席扱いにするぞと、お二人は、市民の傍聴が前提、傍
聴ができない密室審議は審議そのものが認められないと抵抗しました。保安院が
出て行くと、その場は自然と市民側の記者会見場になりました。その後、会場を
後にし、別館の前で続いていた屋外の市民集会に合流しました。

<これから>
 すぐそばで傍聴を希望する市民の意思よりも、IAEAが来る前に手土産を優先す
るという許されない暴挙だと思います。しかし、みなさんの力により、傍聴完全
排除という形式でしか審議をさせなかったことは成果だと思います。IAEAの調査、
4大臣の承認、そして地元の了解と、まだハードルがあります。
 
 さらにハードルを儲けようと、国会の事故調が徹底した原因究明を行うまで再
稼動の判断をしないよう求める文面の議員署名を集めます(19日14時参議院
議員会館ロビー集合)。さらに26日には、再処理問題と原発運転再開問題に焦
点を当てた政府交渉を準備しています。26日13時参議院議員会館ロビー集合
です。こちらにも是非足を運んでください。集会デモも予定されています。がん
ばりましょう。

阪上 武(福島老朽原発を考える会)

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